ゾディアック 特別版 厳選商品

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厳選商品ゾディアック 特別版 
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ゾディアック 特別版

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ゾディアック 特別版


価格:¥ 1,500(税込)
ワーナー・ホーム・ビデオ DVD2008-07-09
人気ランク:2789
リーピング 特別版
300〈スリーハンドレッド〉
サブライム-白衣に潜む狂気-
スモーキン・エース (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第3弾)
ディスタービア

デビッドフィンチャーだからヘンタイ映画かと思ったら普通の映画でした。
話のノリがよく気持ちよくみれる。
現実のよく知られた事件がもとなので飛躍ができず監督にしては苦しい仕事だったと思います。
やはりこの監督はフィクションがあってます。
60年代にアメリカの田舎で起きた連続殺人事件(主にカップルを狙い女性のみが死亡する)というショッキングなテーマ。
映画としては良くできており、スタッフ、キャスト共に力が入っている。特に感心したのは画面の構図が良いことだ。事件の追求に関わったコミック作家が自室で妻から苦言を呈される場面。部屋は本や資料が山積みでメチャクチャな状態にも関わらず、ただ無差別に小道具を置いただけではなく構図として美しい‥。ジョディー・フォスター主演映画「パニック・ルーム」では派手なカメラアクションを駆使したフィンチャー監督だが、本作では地味めではあるが味のあるカメラをみせてくれる。

迷宮入りする事件を何十年にも渡って追い続ける男達‥で実話に基づく!!と興味をそそられるのだが、実際に観ると何だか平凡な事件に感じてしまう。

旅人数十名を殺害して庭に埋めたり、旅客機がビルに突っ込んだり、学校で銃を乱射して数十名を殺傷したり‥そんなクレージーな事件が起こるアメリカでは、カップル連続殺人事件って子供の万引き程度に感じてしまう。(日本では違うのだろうが‥)
地道な捜査が延々と続く物語を観ている内に、疲れもあいまってか何度も眠くなってしまった。あまりの地味さはドキュメンタリーのドラマ化のようで現実感はあり、ドンパチハリウッド映画とは真逆な欧州映画のような雰囲気がある。
何だか殺伐とした世の中になったものだ。
『ファイト・クラブ』以外のデヴィッド・フィンチャー監督作は嫌いだ。
ダークだけどダークじゃない。シリアスだけど深刻さや重さは感じられない。
“見てくれだけ”の虚飾だと感じることが多く、どうも好きになれない(故に、主人公自身が虚飾で
あったことに気づく様をシリアスでなくシニカルに描いた『ファイト・クラブ』は適任だったと思う)。
だから、ジェイムズ・エルロイの小説「ブラック・ダリア」の映画化が報じられ、監督として
フィンチャーの名が挙がったとき、原作ファンであるボクは絶対やめて欲しいと思っていた。
幸い(?)フィンチャーが『ブラック・ダリア』を監督することはなかったし、
今となってはその報道内容の真偽すら定かではない。しかし、
本作はフィンチャーの「ブラック・ダリア」に対するリベンジだったんじゃないか、
と思えるほどエルロイ=イズム(?)が溢れているように感じたのだ。

映画『ブラック・ダリア』や『L.A.コンフィデンシャル』で共通して欠けているのは、
主人公たちが犯罪の虜となる様と、その根源にある“暴力性”だ、とボクは思う
(余談:『L.A.〜』で最もガッカリなのは、バドが取調室の隣で木製の椅子をぶち壊すところだ。
↑この陳腐さは手にしてたコップを握りつぶすのと同じレベルですぞ!)。

過剰な暴力性を帯びた犯罪、その虜となってしまった彼らは、仕事や家庭を犠牲にし、
自分自身の人生をも蝕まれていく。
そんな犯罪を巡る彼らのドラマこそがフィンチャーの描きたかったもの
(エルロイ=イズム?)だったのではないだろうか。

最後に、全く無関係なボクだが、フィンチャーに言いたい。
「ごめんよ、フィンチャー。 あなたの監督した『ブラック・ダリア』が本当に見たかった!
そして、『ゾディアック』という素晴らしい作品をありがとう!」